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ベルギービールおすすめ8選!通販で買える銘柄を紹介します

ベルギービールの豊かな個性を味わえる代表銘柄を8種類ほどご紹介します。いずれもネット通販で購入できるものです。

記事の目次

ベルギービールおすすめ8選

シメイブルー

ノートルダム・ド・スクールモン修道院醸造のいわゆるトラピストビール。特に有名な銘柄がこのシメイで、シメイブルーは高いアルコールと濃厚な味わいを特徴としています。

スクールモン修道院
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カンティヨン・グーズ

強烈な酸味を特徴とするランビックビールの代表銘柄がこのカンティヨン・グーズ。「グース」とは熟成期間の異なる原酒をブレンドして仕上げたもの。カンティヨン醸造所製造。

カンティヨン醸造所
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ヒューガルデン

小麦ベース、オレンジピールやコリアンダーで味をまとめあげたベルジャンホワイトエール。多くの醸造所がお手本にする銘柄です。

デュベル

スッキリした喉越し、ホップ感も強くドライなフィニッシュのストロングエール。「デュベル」とは悪魔を意味します。

デュベル・モルトガット
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モンゴゾバナナ

ラベルデザインそのままにバナナを使った個性派フルーツビール。バナナジュースに炭酸でも入れたかのような味わい。ヒューグ醸造所製造。

デリリウム トレメンス

ラテン語で震え、せん妄状態を意味する何ともユニークなネーミングセンスの銘柄。またピンク色の可愛い像やワニなどのイラストがラベルにプリントされていますが、これは悪酔いすると見えてくる幻覚を表してもいます。

味わいは濃厚なフルーツテイストを濃縮したような深みのある雰囲気ですがしつこさはなく、ある程度アルコール耐性がある方であればガンガン飲めてしまう美味しさがあり、悪酔いしてしまう可能性はあります。

オルヴァル

11世紀にとある伯爵夫人がこの修道院の泉に指輪を落とした際、鱒がそれをくわえて返してくれたという逸話がラベルにイラストデザインされた楽しい銘柄です。

しかしながら味わいはトラピストビールの中でも特にホップの特性が前面に押し出され、フルーティーながらハードな印象があります。

どちらかというと上級者向けいきなりこれを飲んでしまうとベルギービールを敬遠するようになる方もいるかもしれません。

キャスティール ドゥンケル

ラベルに城がデザインされた同醸造所の代表シリーズがキャスティール。

こちらのドゥンケルは褐色の色味が特徴のダークエールで、濃縮したダークフルーツやバナナのような甘味と香り、そしてしっかりした苦みがバランス良く楽しめます。

しかしアルコール度数は11%とかなり高めですので、1本空けるだけでけっこう酔いが回るのは注意しなければいけません。

ビール大国 ベルギー

クラフトビールを楽しんでいくと必ず行き着くことになるのがベルギービール

日本のピルスナー主体のビール文化とはあまりにもかけ離れた個性、多様性ある銘柄が目白押しであり、マニアから初心者、もっと言えばビールは苦くて嫌い、という人まで虜にしてしまう魅力を備えています。

なぜこのように豊かなビール文化が九州よりも面積の狭い小国に生まれることになったのか、ここで簡単に歴史や特徴を振り返ってみることにします。

ベルギービールの歴史

ヨーロッパの小国の宿命か、ベルギーは常に隣国や大国の圧力、そして侵略を受け続けてきた地でありました。

しかしそのことによって多種多様な文化が流入することになり、ビール文化に関してはキリスト教の普及を狙った修道院によるビール醸造を皮切りに、次第に民間にも技術が浸透していき現在までの世界に誇る多様性を築いていくことになるのです。

ベルギービールの特徴

ベルギービールの特徴は何といってもその個性とスタイルの豊富さです。

修道院が醸造するトラピストビールから野生酵母のランビック、バナナのような味わいのベルジャンホワイト、より果実味あふれるフルーツビールなど非常に多彩ですし、またそれは地べごとの個性が際立っているということでもあります。

北部のフランデレン地方はオランダ語圏、そして南部のワロニー地方はフランス語圏ということもあって文化や価値観が大きく違っており、それぞれの地域で醸造されるビールは人々の嗜好や哲学を反映しているのです。

実際ラベル表記に使われる文字も北部の銘柄はオランダ語、南部ではフランス語であったりと、現代まで続く複雑な関係と素晴らしいビール文化、いわば歴史の皮肉を伝える存在でもあるのです。

ドイツビールは低温で発酵させた香りをあまり出さないすっきりした飲み口のラガービールが多いのに対して、ベルギービールは常温で発酵させたフルーツ香のあるマイルドな味わいのエールビールが伝統的に作られています。

ベルギービールの種類

トラピストビール

数あるベルギービールの中でも特に有名なのがこのトラピストビール。カソリックが関わっているビールのことをホーリーエールと呼ぶのですが、その中でもトラピスト修道士の手によって醸造されるものだけをトラピストビールと呼ぶのです。

ベルギー以外にもアメリカ、オーストリア、オランダ、イタリアの修道院にて醸造は行われていますが、今でもトラピストビールを手掛ける修道院の半分以上はベルギー国内のものですし、またいずれの国々のトラピストビールもベルギーの味わいを踏襲しています。

ちなみに民間企業が委託されて醸造する場合はアビイビールとなります。

セゾンビール

ベルギーの農業地域エイノー州で農作業の合間に水分補給のために作られてきたビールがセゾンビール。セゾンとは、季節の意味で英語のシーズンと同意義語。

夏から秋にかけての農作業のために冬の間に仕込むので大量のホップを投入して腐敗を防ぎました。

ランビック

ランビックは、野生酵母によって自然発酵をさせたビールでベルギーの首都ブリュッセルから南西に向けて流れるゼンヌ川周辺に生息する野生の酵母を使ったビールのみランビックと定義されています。

酸味があり動物の香りのする多少クセのあるドライなビールです。

ベルジャンホワイト

ベルジャンホワイトは小麦を含む白ビール。オレンジピールとコリアンダーのスパイスが特徴です。

ベルギービールの美味しい飲み方

多種多様のベルギービールは飲み方もそれぞれ違います。物理的には瓶のままラッパ飲みもできるわけですがこれはあまりにも無粋。

それぞれの銘柄の個性をしっかり堪能するにはふさわしい飲み方があり、おすすめはまずグラスの選択をこだわってみることです。

例えばチューリップ型のグラスは泡立ちを高めてくれますし、飲む際に香りを逃すことがありません。

また円球を真っ二つに割った形状のバルーン型は複雑な香りを余すところなく嗅ぐことができ、回したりするとそれを強調させることもできるのです。

ベルギービールはハイアルコール香りが豊かな銘柄が多く、基本的にはじっくり味わうもの。

キンキンに冷やして流し込むのではなく、ワインやブランデーのように香り、アロマをしっかり感じることがポイントなのです。

適切な温度に関しては各銘柄のラベルに記載されていることが多いので、そういった点も意識するとさらに美味しく楽しめますよ。

ベルギービールと合わせたいベルギー料理

ベルギー料理で有名なものといえばムール貝のワイン蒸し。正確にはフランスのグルメかも知れませんが、石灰質の土壌で育まれたブドウ品種による白ワインと素晴らしいペアリングを発揮するように、酸味あるランビックとの相性もバツグンです。ベルギーでは白ワインの代わりにグースなどのランビックで蒸すこともあるようで、この場合こそぜひランビックで合わせたいですね。

また有名な煮込みのカルボナード1もビールがどんどん進む美味しい料理ですが、ワインの代わりに深いコクと香りが特徴的なトラピストビールを使ったりして調理することもあり、この場合にもやはり同じトラピストでじっくりコクを味わいたいもの。

必ずしもベルギービールを材料にする必要はありませんが、個性の一端を垣間見るにはこういったアプローチも楽しいですよ。

脚注

  1. カルボナード(黒ビールのシチュー) ↩︎
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