ヴァイツェンとはドイツ語で小麦という意味で、通常モルトは大麦を使用しますがヴァイツェンでは小麦モルトを半分以上使用したドイツ南部発祥の白ビールです。エールビールに分類されます。
ヴァイス(ドイツ語で白の意味)ビアと呼ばれることもあります。
香りは非常にフルーティでヴァイツェン酵母によるバナナやクローブ(甘くスパイシーな香りの乾燥したつぼみの香辛料)が特徴。苦味が少ないため、ビールが苦手な方でもヴァイチェンなら飲めるという方も多いです。
外観は、酵母によって小麦のタンパク質がうっすらと白濁していて、特に無濾過のものはヘーフェ(酵母の意)ヴァイツェンと呼ばれています。味わいは、まろやかでやはりバナナを想わせます。
飲む前に瓶を転がしたり、注ぐ最後あたりに混ぜたりすることで沈殿した酵母を瓶に残さないような工夫をするのがポイントです。
ヴァイツェンおすすめ銘柄
シュナイダーヴァイセ オリジナル
ドイツ国内でもひと際小麦ビールの伝統がある醸造所による本銘柄は、イコール醸造所の歴史と言っても過言ではない存在感を発揮しており、今でも人々に愛されているのはもちろん国際的なコンテストでも高評価を受けているのです。

シェッファーホッファー ヘフェヴァイツェン
南ドイツのバイエルン地方のローカルなものであった白ビールを、全ドイツに広めた立役者ともされるのがこの「シェッファーホッファー ヘフェヴァイツェン」となります。ドイツでも非常に人気のあるビールです。
なめらかで軽快な口当たりは小麦ビールのシャンパンとも呼ばれるほどで、元々ビールが苦手であった方をも虜にしてしまうのです。

エルディンガー ヴァイスビア ヘーフェ
1935年にミュンヘンから少し離れたエルディングにて醸造を行っているのがエルディンガー・ヴァイスブロイで、「ヴァイスビア ヘーフェ」は同社の代表格、ドイツでもトップと言ってよいほどの知名度を誇る銘柄なのです。
味わいは小麦ビールらしくバナナ系のフルーティーで酸味のある感じで、すっきり爽やかな気分にしてくれますし、喉越しは心地よくどんどん飲めてしまうタイプです。

エーデルワイス スノーフレッシュ
オーストリアのホフブロイ・カルテンハウゼン醸造所は、ドイツに勝るとも劣らない良質の小麦系ビールを醸造。
上品で可憐なイメージを持つ花エーデルワイスを、そのままネーミングに使用した製品がこの「エーデルワイス スノーフレッシュ ヴァイスビア」となります。
多少キレのあるテイストですが爽やかな雰囲気が先行、グイグイ杯が進みます。加えて6種類のハーブが使用されており、複雑なアロマを醸し出しています。

ケーニッヒ・ルードヴィッヒ・ヴァイスビア ヘル
王朝の末裔が経営する醸造所による伝統のヴァイツェンスタイルの「ヴァイスビア ヘル」は、2008年にワールドビアアワードで金賞を受賞した経歴を持つ優れたバランスが特徴の銘柄となります。
グラスに注ぐとかすみがかった鈍くてトーンの抑えたオレンジ色にモチモチの泡が発生、そしてフルーティーな香りが漂います。口に含むとフルーティーなのですがどことなくトロピカルフルーツのような味わいがあり、苦みは控えめ。マイルドで飲みやすい銘柄です。
常陸野ネスト ヴァイツェン
海外でも人気の、ネストビールの中でも、フルーティーな香りが特徴のクラフトビールです。ゆっくりと時間をかけて、特殊な酵母を使い、作られたビールです。
ドイツの農林省から、二年連続金メダル受賞している、本格的バイツェンビールです。
バナナやクローブの様な、フルーティーな香りがして、とても飲みやすいです。女性が間違いなく好きなお味だと思います。ビールの色自体は、グラスに注ぐと、少しオレンジがかった色をしていて、蜂蜜の様な甘みがあります。
