錫(すず)タンブラーはナポレオンの時代より金、銀に次ぐステータスとして、貴族たちに愛用されてきました。腐食、変色に強く、毒性の無い金属として今でも貴重な金属として装飾品を中心に取り扱われています。
ステンレスと色味は似ていますが、性質はまったく異なります。錫タンブラーで飲むと
- ビールの味が変わる
- 泡がクリーミーになる
という不思議な現象が起きるのです。あなたもぜひ錫の魅力を体験してみてください。また錫器(すずき)は伝統工芸品でもありますので桐箱に入った美しいビールタンブラーはギフトとしても人気があります。
おすすめ錫タンブラー
大阪錫器 タンブラー
大阪錫器は、江戸後期からの歴史がある錫屋で代々、今井家が技術と伝統を受け継いでいる老舗です。
大阪錫器の製品は錫器としては非常にリーズナブルなのでハンドメイドじゃない?と思われるかもしれませんが焼き物の世界と同じですべて職人の手によって一つ一つの工程を経て製品になります。現在は国認定の5名の伝統工芸士を含む25名程度の小規模体制になっているそうです。
能作 ビアタンブラー
能作は、富山県高岡市の鋳物メーカー。 大正5年から鋳造技術を用いて仏具製造をしていました。現在では、錫、真鍮、青銅などのマテリアルで皿・箸置き等のテーブルウェアはもちろん花器、アクセサリーなどを製造しています。
能作の錫製品は100%の錫。通常では錫製品は錫92%ほどの合金で硬さがありますが、能作の錫は手で曲げることも出来るほどの柔らかな錫本来の性質があります。そのためしっとりとしたその感触は手に馴染みます。
薩摩錫器(岩切美巧堂) タンブラー 吹雪白加工
わたしのイチオシは、鹿児島の薩摩錫器。薩摩錫器のルーツには360年もの歴史があります。創業100周年を記念して建てられた薩摩錫器工芸館では、錫器の歴史や多くの錫器を見ることができ、錫皿を作る体験コーナーもあります。中田英寿氏も錫器を作りに来たんですよ!
引用:薩摩錫器公式サイト
鹿児島の伝統工芸品として非常に価値の高い商品です。薩摩錫器(さつますずき)は、マツコの知らない世界でも紹介されました。
ロイヤルセランゴール クラシック エクスプレッションズ
ロイヤルセランゴールは、マレーシアにある世界最大手のピューター(錫合金)製造メーカー。 クラシック・エクスプレッションズは、ピューターデザインインターナショナルコンペ第2位受賞作品。
イオン効果が非常に高く、お茶やお酒、水などの味をまろやかにします。
ARTINA ピューター ビアカップ 300ml
美しい錫加工が施されたARTINA社(オーストリア)ピュータービアカップ。ビールを製造する様子がハンドメイドで繊細に描かれています。


