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買って後悔しないイギリスビールおすすめ銘柄8選

ビール好きにとって、イギリスは特別な魅力を持つ国です。伝統的な製法で作られたビールは、種類ごとに異なる風味や楽しみ方があり、初めて飲む人でもきっとお気に入りが見つかるはずです。

ただ、種類が多すぎて「何を選べばいいの?」と迷ってしまうことも。そこで今回は、初心者でも安心して楽しめる定番ビールから、こだわり派におすすめの本格的な味わいまで、イギリスビールのおすすめ銘柄をご紹介します。自宅で気軽に英国気分を楽しみたい方、ぜひチェックしてみてください!

記事の目次

イギリスビールおすすめ8選

輸入洋酒店や大型スーパーでも、最近はイギリスのビールが数多く販売されています。まずはそういったところからはじめて、気に入ったスタイルをさらにネット通販で探求してみたり、またパブでじっくり味わってみるのも良いでしょう。

フラーズ醸造所 ロンドンプライド

ロンドンのパブにて、銘柄を告げずにビールを注文するとこのロンドンプライドが出てくるとも言われ、フルーティーでなめらか、ローストした麦芽の香りが特徴的なペールエールです。

ウィッチウッド醸造所 ホブゴブリン

イギリスはオックスフォード州にあるウィッチウッドの森。そのすぐ側にあるのがウィッチウッド醸造所で、創業以来多くのこだわりあるボトルエールを生み出しています。

元々ホブゴブリンは、焙煎を強めたチョコレート麦芽による香ばしさ、甘みと苦み、ボディ感が特徴的なビールでしたが、新しいデザインとなってIPA・ゴールデンエール・ストロングエールの3種類が楽しめるようになりました。

ウィッチウッド醸造所
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ハービストン醸造所 オールドエンジンオイル

古いエンジンオイルという名前のとおり、グラスに注ぐと真っ黒なリキッド。ドライフルーツや木の樽の香りがしっかり出ているポーター。真っ黒ですが飲みやすいビールです。

ハービストン醸造所
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ブラックアイル醸造所 スコッチエール

オーガニック製品で知られる醸造所による名前もズバリのスコッチエール。ケーキのような上品な甘みが満喫できます。

ブラックアイル醸造所
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クランブリューイング ゴールデンエール

ハイランドウイスキー樽にて熟成させたスコッチエールで、ライトなウイスキーのように若草、バニラの香りが楽しめるのです。

クランブリューイング
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サミエルスミス・オールドブルワリー オーガニックペールエール

伝統的な製法にて余計なものを足さずにオーガニックな製法にて仕上げたのがこちらの製品。ヨークシャー州でも最古の歴史を誇る醸造所ですが、設立時から現在まで同じ井戸の水や酵母を用いており、味わいには歴史の風格が漂うのも特徴です。

重い印象とまではいきませんが濃厚な味わい、そして熟成に使用したオーク樽の香りも良く確認できます。

オールドトム

いかにも濃厚な風味を感じさせてくれる黒いリキッドが特徴のストロングエール。瓶のかたちもなかなかこだわりを感じさせますが、グラスに注いだ時点で豊かなロースト香が周囲に漂い始めます。味わいも濃くてボディ感の強い点が特徴とはいえ、コクが去った後にはフルーティーな印象も得られます。

ただし濃色ビールとして捉えた場合の話で、苦みや高いアルコールがダメな人では飲むのがハードかもしれません。

ロビンソン醸造所
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ブリュードッグブリュワリー パンクIPA

スコットランドの北東部、フレイザーバラに2000年代になってから新しく創業されたのがこちらのブリュワリー。地元のモルトを用いながらも他にも斬新なアイディア、わがままな心意気でユニークな製品を作り続けています。

本製品は同醸造所のフラッグシップで、アメリカンIPAほどの苦みはありませんが気持ちの良いシトラス香、グレープフルーツの味わいが楽しめます。

イギリスビールの歴史

古代のイギリスではケルト民族が先住民として暮らしており、彼らはハチミツから作ったミードと呼ばれるお酒を嗜んでいました。やがてハチミツ不足に陥ると穀物を原料に代用品を醸造することになるのですが、こちらをエールと呼んだのです。

そして6世紀あたりからアングロサクソン民族がブリテン島への移住を始めるとそれに続いてキリスト教も布教を開始、教会を中心として都市が形成されていき、巡礼者が立ち寄るインやエールハウスと呼ばれる宿泊施設、飲食店が次々と誕生していきました。

古代では代用品に過ぎなかったエールでしたが、徐々に質が向上していくことになり、人々の生活にビールが寄り添っていくことになるのです。

イギリス発のビールスタイル

英国パブ

イギリスでビールと言えばやはりパブでおなじみ、パイントグラスでゆっくり味わうエールビールとなります。しかし今現在エールというと上面発酵による醸造を経たビールすべてを指してしまうのです。ここではイギリス発祥の代表的なビールスタイルをひとまず押さえておきましょう。

1.ペールエール

ペールとは淡い、薄いを意味する単語で、これは当時の他のエールビールと比較して薄い色味が特徴だったからです。ホップの香り、苦みが際立っており、しかしアメリカに渡ってさらにホップの存在感が強まったスタイルのアメリカンペールエールと比べるとかなりマイルドな印象を受けます。

つまりモルトの優しい香りと甘みをじっくりと楽しめるスタイルでもあるのです。

2.インディア・ペールエール(IPA)

インディア・ペールエールは18世紀後半、イギリスの植民地であるインドにビールを輸送する際に長期間の航海に耐えられるだけのアルコール度数、そしてホップによる防腐効果を強めたペールエールが発祥とされています。

やはりホップの香りと苦みが特徴的ではあるのですが、このスタイルもアメリカに渡ったことによって極めてホッピーな製品が次々と誕生、それらアメリカンインディア・ペールエールと比較するとイギリス本国のものはマイルドな傾向となります。

3.ブラウンエール

ブラウンの名に相応しい茶褐色のリキッドが特徴のブラウンエールは、発祥の地ニューキャッスルがホップの産地から遠いこともあり、その使用量を少なくすることで個性を生み出していったのです。

苦みをほとんど感じずロースト麦芽の香りと甘みがしっかりと感じ取れるスタイルで、アルコール度数も低めのものが多いです。

4.ポーター

18世紀のロンドンのパブにて誕生したとされるのがポーターとなります。ポーターは、黒ビールの一種で、深い焙煎の香りとコクのある味わいが特徴です。飲むと、チョコレートやコーヒーを思わせる香ばしい風味が広がり、甘さとホップ由来のほろ苦さが絶妙なバランスを生み出しています。

「ポーター」とは港湾労働者のことを指し、彼らに特に人気があったから、またビールを運んできたスタッフが大声で叫んだ言葉であるなど名前の由来には諸説あるようです。

5.スコッチエール

ブリテン島北部、スコットランドと言えばご存じスコッチウイスキーの産地であり、彼の地の一都市であるエディンバラを発祥とするスタイルがこのスコッチエールとなります。モルトの風味やフルーツに似た甘みが非常に印象的、そしてハイアルコールタイプのものが多いのも特徴で、濃厚さや力強く飲みごたえのある味わいを楽しめます。

6. バーレイワイン

イギリスでも中世まではワイン醸造の歴史はあったのですが、冷害やペスト、そして元来あまり晴天の日が多くない土地柄もあって結局根付くことができませんでした。

そこで誕生したのが麦芽を大量に使って長期熟成させたバーレイワインで、濃厚な麦の風味、複雑な香り、高いアルコール度数を特徴としています。

また現在は発祥の地であるイギリスよりも海外での醸造が盛んで、日本でもこだわりある醸造所が見事な逸品をリリースしています。

イギリスビールの特徴

上に挙げたスタイル群は基本的に10℃以上の温度にして味わうことが推奨され、これにはやはりイギリスの気候が大きく関係しています。

彼の地には高温多湿のうだるような夏などなく一年を通じて穏やかな気候変化にとどまっていますから、日本のようにビールをキンキンに冷やしてドライな喉越しを楽しむようなことはありませんでした。

もちろんキンキンに冷やす冷蔵技術がない時代からビール醸造が行われていましたし、そういった環境で育まれたエールは常温に近い温度、日本人の感覚ではぬるい?と思ってしまうぐらいで一番美味しさを感じられる仕上がりになったのです。

合わせて食べたいフィッシュアンドチップス

イギリス料理は「まずい」と言われることがよくあります。フィッシュアンドチップスに関しても、美味しさのあまり感動した、といった話をイギリス帰りの人からはあまり聞きません。

揚げたての白身魚とポテトをビネガーやタルタルソースで食べるとおそらくどこの国の人でも美味しいと感じるはずですが、残念なことに現地では冷凍の切り身、レンジで再加熱したものを提供する店もあるらしく、また一切の下処理をせずに揚げただけのものもあったりと、クオリティーは店ごとにかなりバラつきがあるのです。

ただしクックパッドで紹介されているようなレシピでフィッシュアンドチップスを調理すると、思わずビールが飲みたくなるほど美味しくなりますし、またイギリス料理自体シンプルで素朴な調理法を特徴とするものが多く、そちらも単純な、大味だ、といったイメージの原因になっているようです。

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