ドイツビールについて教えて!ドイツビールおすすめ5選

ドイツビールの歴史

フランク王国領土

画像:8世紀のフランク王国領土

8世紀に活躍したカール大帝はビールが大好物であり、またカソリックにも理解があったことからこれを援助、修道院によるビール醸造が大きく発展していくことになります。

そして16世紀に入るとヴィルヘルム4世が粗悪な製品の流通を防ぐ目的でビール純粋令を制定、水とホップと麦、そして酵母のみを使うというルールは非常に有名です。

現在のドイツでも同法令を意識して醸造を行う業者は多く、世界屈指のビール大国の礎になっているのです。

※カール大帝(フランス語でシャルルマーニュ)はフランク王国(最盛期では西ヨーロッパほぼ全域を領土とする)の王で、トランプのハートのキングのモデルの人物。ヨーロッパの父とも呼ばれる。


ドイツビールの特徴

ドイツでも他のヨーロッパ諸国同様に地域に対する誇り、郷土愛は強く、そういった心意気はビールにも個性として反映されています。

実際広い国土それぞれの場所で湧き出る水や農作物の質には違いがありますし、気候条件、ブラウマイスターのこだわりが加わると醸造法が幾つも確立することになりますから、今日ドイツ国内では1300を超える醸造所が操業、銘柄数は5000以上存在するとも言われています。

日本人がおなじみのピルスナーからデュンケルシュバルツといった濃色ビールまで、非常に幅広いスタイルのビールが楽しめるのです。


オクトーバーフェスト 世界最大のビールのお祭り

オクトーバーフェストは毎年9月の半ばから10月にかけてミュンヘンで開催されるビールの祭典です。

期間中にはドイツ国民だけでなく世界中から数百万人が訪れる世界最大規模のビール祭りであり、このイベントに向けて醸造された限定ビール、そしてドイツ自慢の美味しいグルメをたっぷりと味わえるのです。

1810年のルートヴィッヒ王太子の結婚パーティーが発祥であり、その際に振る舞われたビールはホフブロイでした。

そのホフブロイは現在6大公式醸造所の中で一番大きなテントを設営することでも知られています。

日本のオクトーバーフェスト

オクトーバーフェストは本場ドイツだけでなく世界各地で開催されており、日本でも毎年東京や横浜、名古屋や福岡といった主要都市で大規模なものが9月~10月にかけて行われています。ドイツの公式イベントではありませんが大使館が協賛している場合もあり、普段味わえないビールやグルメを楽しめるとして多くの方が足を運ぶようになっています。

OKTOBERFEST 2017 日本公式サイト
https://www.oktober-fest.jp/

ドイツビールの美味しい飲み方

ドイツビールはピルスナーなどラガータイプのものが多く、初心者でも飲みやすいです。
ただし香りや麦の味わいはより濃厚、それを最大限楽しみたいのであればビール専用のグラスを用意しましょう。
これは他の飲み物などの残り香を排除する意味がありますが、洗う際も他の食器を洗ったスポンジは使わず、そしてできれば布を使わず自然乾燥を行いましょう。

また酵母入りの銘柄ではグラスを横にしてゆっくり注ぎ、最後の2割程度で瓶を回して注ぐと瓶に沈殿していた酵母をくまなく味わうことができます。

合わせて食べたいドイツ料理

ドイツを代表する食材と言えばやはりソーセージ。地域ごとに非常に種類が多く、それを使った料理も膨大です。

しかし特にドイツらしいとなるとグリルで仕上げたチューリンガーが有名で、これならば日本で容易に入手できる多くのドイツビールとの相性が良いでしょう。特にドライな銘柄がおすすめ。

またフルーティーな味わいが特徴の小麦ビール、ヴァイツェンを飲むのであればソーセージ料理だけでなくしっかり煮込んだザワーブラーテン、またスイスでも親しまれているジャガイモ料理、ロスティなども良いでしょう。

ドイツビールおすすめ5選

ドイツには様々なスタイルのビールがありますが、まずはポピュラーな銘柄を選んでその魅力を知ってみましょう。

1.ホフブロイ・ミュンヘン 「ホフブロイ・ミュンヘン オリジナル」

長い歴史を誇る醸造所の基軸となる味

ミュンヘン屈指の醸造所による銘柄。香ばしい麦の香りとホップ、そして優しい味わいが特徴で、飲んだ後の甘みもたいへん上品です。

2.クルムバッハ醸造所 「カプツィーナ ケラーヴァイツェン」

熟成させて深い味わいに仕上げたヴァイツェン

フルーティーなスタイル、ヴァイツェンを熟成させて仕上げた銘柄で、濃厚なフルーツ香、バナナフレバ―を楽しめます。

3.エルディンガー・ヴァイスブロイ 「エルディンガーヴァイスビア デュンケル」

見た目ほど重いまったり感はなく、飲みやすいデュンケル

ヴァイスビアを得意とするメーカーによるデュンケル。コク深い味わいですがフルーティーでもあり、料理と合わせて飲みたい銘柄です。

4.ケストリッツァー醸造会社 「ケストリッツァーシュバルツビア」

物足りないほど軽い口当たり、しかしこのバランスこそ本来の黒ビール
4.5/5 (2)

元祖黒ビールとも言うべきシュバルツビアで、色味からは想像のつかない飲みやすいボディを特徴としています。

5.ヴァルシュタイナー醸造所 「ヴァルシュタイナー・プレミアム・ヴェルーム」

良質の軟水、純粋令に従った透き通ったピュアピルスナー
4/5 (1)

醸造所の近くで高品質の軟水が採れることもあり、現在でもビール純粋令を守って製造されるピュアなピルスナー。