パイントグラスとは
パイント(ロング缶)用のビールグラスの紹介をします。このパイントグラスは英国パブで出てきますが意外と売っていない。探すのに一苦労する商品でもあります。
そこで、ネットで手に入る評価の高いパイントグラスをご紹介します。

パイントグラスの容量
イギリスとアメリカとで1パイントの容量が異なります。
イギリス式では1パイント=568 ml
アメリカ式では1パイント=473 ml
イギリス式のパイントグラスは、UKパイントグラス
アメリカ式のパイントグラスは、USパイントグラス
と分かるように表現する場合があります。
英国パブの伝統的ビールグラス
英国パブでは、1パイント(568ml)という量が基準となっていてパイントグラスで出すのが伝統であり、主流となっています。
クラフトビールの世界で1パイントと言われると普通はイギリス式のパイントになることがほとんどだと思います。
日本でいう「中ジョッキ、大ジョッキ」といった単位と同じ感覚で使われています。
ブリティッシュパブで「○○を1パイントでください。」と頼めば、この人知ってるな ってなりますね。
色んなビールを楽しみたい場合は、パイントの半分の量の 「ハーフパイントで」 と言ってももちろんOK。
パイントグラスの特徴
UKパイントグラスは、容量が500mlを超えるため全体的に広めのボディ。飲み口は、少し広がっています。
グラスの高さは低めで口が広がっているので飲むとビールの香りが口の中にゆっくりと広がります。
ペールエール、IPAといった香りのあるビールを味わえるようになっているのが特徴。

ノニックといって、飲み口の下あたりにくぼみが付いているデザインのものがメジャーです。
ブルワリーオリジナルのパイントグラスも作られることが多いですから海外旅行でオリジナルパイントグラスを見かけたら購入してコレクションに追加してみてはいかがでしょうか。
失敗しない!おすすめパイントグラス
ノニックスタンブラー
スタッキングも可能なパイントグラス。ハーフパイントグラスもあります。
このノニックスタンブラーは、元々デュラレックス社の商品で今は製造がBormioli(ボルミオリ)社になっています。
品質はまったく同じで刻印だけが違うというもの。今でもデュラレックス ノニックス として販売されているところもあります。
デュラレックス は、レストランで一番多く使われているグラスだと思いますが、割れにくく手に取った感じも大変クオリティの高いグラスです。


こんなグラスをレストランなどで見たことありませんか? 日常使いのグラスではこのメーカーの右に出るものはありません。
東洋佐々木ガラス USパイントグラス
ANAのビジネスクラスに使用されているほどの高品質を誇るグラスメーカー「東洋佐々木ガラス」。ビールスタイルに合わせて様々なビアグラスを開発しているクラフトビールラバーにとっても愛すべきメーカーです。
こちらはUSパイントグラス 480ml となります。全体的に厚みがあり安定感があります。シンプルなだけに品質の良さが光る1品。
クラフトビール向けにプリントを施したパイントグラスが発売されました。1個入り化粧箱に入っているのでちょっとしたギフトにぴったりです。
シュピゲラウ ラガー560 ml
普通のパイントグラスでは風味が損なわれると主張するのは、シュピゲラウ。 IPA専用グラス、ペールエール専用グラスなどビールスタイルごとのビアグラスを販売しているこだわりのメーカーです。
500mlのビールをちょうど注ぎきることができるジャストサイズのこのパイントグラスは、上に開いた形がホップのアロマをバランスよく整え、モルト(麦芽)の甘味を引き出し、ラガーやエールの味わいと香りを見事に表現します。
シュピゲラウ公式サイトより抜粋
ラガーやエールの味わいと香りを再現とあるので、ほとんどのビールスタイル用ってことですね。
クラシックなパイントグラス形状よりも高さがあり、飲み口がやや細めですので香りが長持ちし、確かにラガーの喉越しも楽しむことも出来ます。
シュピゲラウのグラスはとても薄いのでラフな扱いは出来ませんのでそこは要注意です。
ツヴィーゼル パイントビアグラス
ドイツ・ミュンヘンにあるツヴィーゼル社は、ワイングラスが有名でシュピゲラウと同じようなラインナップを揃える高級グラスメーカーです。よくデパートなどでも取り扱いされているブランドです。
ビールグラスの飲み口は薄く強度が不安になるくらいですが衝撃や傷に強く洗浄機にも対応出来るように作られています。
このパイントグラスは、底面が厚くどっしりとしていて高さもあります。高さと美しい曲線によって口に入ってくるビールの量も多めですから、キレのある日本のラガービールを飲むのにも適しています。
イッタラ(iittala) クロウヴィ ビアマグ 500ml
フィンランドのインテリアメーカー イッタラのちょっと変わったビアグラスをご紹介します。パイントグラスではないのですが50cl(500ml)の大きなビールマグです。ちなみにclという単位はセンチリットルで1cl=10ml。ヨーロッパではよく使われる単位になります。
クロウヴィは1970年代にフィンランドのビアバーでよく使用されたビアマグを元に業務用に1973年にデザインされたビアグラスで北欧のパイントグラスといった存在。
メーカーオリジナルパイントグラス
各ビールメーカーから発売されているパイントグラスも物欲を刺激してくれます。銘柄に合わせたグラスで飲むビールは格別です。
今回ご紹介するオリジナルパイントグラスは、コナビール パイントグラス。
ゲッコー(やもり)に魅了されているコナビールグッズコレクターも多いはず。グラス以外にもオープナー、コースターがありどちらも人気でいつも品薄状態です。

ゲッコーオープナー・コースター付きコナビールセット
手に入りにくいゲッコーオープナーとコースターがセットになったお得なコナビールセットがありましたので合わせてご紹介しておきます。完売するといよいよ手に入りにくいかもしれません。
パイントグラスの使い分け
上のノニックスタンブラーは日常使い向け。 シュピゲラウやツヴィーゼルそしてイッタラは、プレゼントや特別な一杯向け。どちらでもいけるのが、東洋佐々木ガラス。
どれもそれぞれ個性が出ていて、品質の高いグラスです。 ちなみにわたしの場合は、シュピゲラウ テイスティングキット とノニックスタンブラーのどちらも所有していていますが、よく使うのはノニックスタンブラーのほうです。
海外ビールで香りをじっくりと味わいたいな、という場面ではシュピゲラウを出すという使い分けをしています。