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ドイツビールおすすめ銘柄10選のテイストをやさしく紹介。ドイツビールの歴史と種類。

ドイツビールの歴史

フランク王国領土

画像:8世紀のフランク王国領土

8世紀に活躍したカール大帝はビールが大好物であり、またカソリックにも理解があったことからこれを援助、修道院によるビール醸造が大きく発展していくことになります。

そして16世紀に入るとヴィルヘルム4世が粗悪な製品の流通を防ぐ目的でビール純粋令を制定、水とホップと麦、そして酵母のみを使うというルールは非常に有名です。

現在のドイツでも同法令を意識して醸造を行う業者は多く、世界屈指のビール大国の礎になっているのです。

日本の酒税法で、コリアンダーやオレンジピールなどを入れると発泡酒扱いになるのと似ていますね。(次回の酒税法改定でこの法律もなくなるようです。)

 

※カール大帝(フランス語でシャルルマーニュ)はフランク王国(最盛期では西ヨーロッパほぼ全域を領土とする)の王で、トランプのハートのキングのモデルの人物。ヨーロッパの父とも呼ばれる。

 

ドイツビールおすすめ10選

ドイツには様々なスタイルのビールがありますが、まずはポピュラーな銘柄を選んでその魅力を知ってみましょう。

 

ホフブロイ・ミュンヘン オリジナル

 

ミュンヘン屈指の醸造所ホフブロイ・ミュンヘンによる銘柄。香ばしい麦の香りとホップ、そして優しい味わいが特徴で、飲んだ後の甘みもたいへん上品です。

 長い歴史を誇る醸造所の基軸となる味

ミュンヘンを代表する醸造所のホフブロイ・ミュンヘンの代表銘柄となるのがこの「ホフブロイ オリジナル」で、しっかりしたコクと麦芽の風味、ラガービールらしいキレある喉越しがすべてバランス良くまとまったビールです。

ホフブロイ・ミュンヘンの基軸、すべてのベースとも言うべき醸造所の中心銘柄となっています。

甘い香りと味わい、優しい口当たりで飽きずにどんな料理にも合わせられる魅力を備えています。

 

 ホフブロイ オリジナルのレビュー・味の特徴は?

グラスに注いでみると黄金色の液体、そして豊かな白い泡が生まれます。甘くて華やかな香りもあり、口に含んでみるとモルトの旨み、そしてなめらかな質感を楽しめます。苦みは少なめで余韻は軽く、すぐに再びグラスを手に取ってしまうのです。

黄金色のリキッド、白い泡と見た目はごく普通のビール、日本の大手のものとほぼ同じですが味わいはとても麦の風味が際立っておりホップのアロマも豊かです。麦の甘味を邪魔しない苦みも心地良く、たいへん美味しいビールです。

 

みんびあマン
みんびあマン

ミュンヘンのホフブロイハウスにはこのビール目当てに世界中から人々が訪れており、美味しい料理と一緒に楽しい時間を過ごしています。いつか行ってみたい、そう思わせる味わいです。

 

 

カプツィーナ ケラーヴァイツェン

 

バイエルン州クルムバッハ市にあるクルムバッハ醸造所によるドイツの白ビール「ヴァイツェン」。フルーティーなスタイル、ヴァイツェンを熟成させて仕上げた銘柄で、濃厚なフルーツ香、バナナフレバ―を楽しめます。

 熟成させて深い味わいに仕上げたヴァイツェン

「カプツィーナ ケラーヴァイツェン」はヴァイツェンビールを地下セラーにて熟成させて仕上げた製品で、美しいアンバーカラー、そしてバナナテイストをさらに濃厚にしたような味わいを特徴としています。

 

 カプツィーナ ケラーヴァイツェンのレビュー・味の特徴は?

きれいなアンバー、オレンジカラーが特徴で、濃厚なフルーツ香が漂います。飲むと小麦と酵母のフレバ―、つまりエステルやバナナの味わいを確認することができ、炭酸はそれほど強くありません。苦みも抑え目で、香ばしさが印象に残ります。

 

みんびあマン
みんびあマン

甘くて香ばしさが印象的なビール。そのまま飲んだり食事に合わせたり自由に楽しめる銘柄です。

 

 

エルディンガー ヴァイスビア ヘーフェ

エルディンガー ヴァイスビア ヘーフェ

 ヴァイスビア(小麦ビール)の中でもトップクラスの売り上げと知名度がある

1935年にミュンヘンから少し離れたエルディングにて醸造を行っているのがエルディンガー・ヴァイスブロイで、「ヴァイス ビア ヘーフェ」は同社の代表格、ドイツでもトップと言ってよいほどの知名度を誇る銘柄なのです。

 

 エルディンガー ヴァイスビア ヘーフェのレビュー・味の特徴は?

もっちり系の泡立ちはよく、優しい感触と甘い香りが特徴です。味わいは小麦ビールらしくバナナ系のフルーティーで酸味のある感じで、すっきり爽やかな気分にしてくれますし、喉越しは心地よくどんどん飲めてしまうタイプです。

 

みんびあマン
みんびあマン

流通も拡がっているので気軽にヴァイスビアを飲んでみたい方は気軽に飲んでみましょう。

 

 

ケストリッツァーシュバルツビア

 

16世紀から続くケストリッツァー醸造会社による元祖黒ビールとも言うべきシュバルツビアで、色味からは想像のつかない飲みやすいボディを特徴としています。

 物足りないほど軽い口当たり、しかしこのバランスこそ本来の黒ビール

濃厚でクセのあるテイストが一般的な黒ビールの印象ですが、この「ケストリッツァー・シュヴァルツビア」はあまりそういったことなくサラッと飲める飲み口となります。

しかし実はこれこそが本来の黒ビールであり、文豪ゲーテがこよなく愛したという逸話も知られているのです。

 

 ケストリッツァー シュヴァルツビアのレビュー・味の特徴は?

グラスに注ぐとコーヒーや焼きパンのようなかぐわしい香りが最初にやってきてくれ、飲み込んでみると拍子抜けするほど軽い口当たりにびっくりしてしまいます。

サラッと流しこめるほどボディは軽く、よく流通している黒ビールに抵抗があった人にも受け入れられやすい味わいです。

 

みんびあマン
みんびあマン

適度なコクとサラリと飲み込める口当たりは多くの方におすすめです。パンやチーズに合わせてみるのが良いでしょう。

 

 

ヴァルシュタイナー

当ヴァルシュタイナー醸造所の近くで高品質の軟水が採れることもあり、現在でもビール純粋令を守って製造されるピュアなピルスナー。

 良質の軟水、純粋令に従った透き通ったピュアピルスナー

ヴァルシュタイナー醸造所はザワーランド地方の小さな町、ヴァルシュタインにあるブルワリーで、家族経営、そして上質の軟水が湧く水源が近くにあることから素晴らしいピルスナーを製造しています。

「ヴァルシュタイナー・プレミアム・ヴェルーム」はドイツのかつての純粋令を忠実に守ってピュアな味わいを実現しており、麦芽、ホップとも最高品質のものだけを使用しています。

 

 ヴァルシュタイナー・プレミアム・ヴェルームのレビュー・味の特徴は?

日本の大手ピルスナーより薄めのリキッドカラー、そして泡立ちの良さが特徴です。

口に含むとシャープでキレがありますがそれでいてまろやか、飲み干すとハーブにも似たホップのアロマが鼻に伝わっていきます。苦みは強いですが爽快であり気になりません。

 

みんびあマン
みんびあマン

爽やかに口内、そして喉を突き抜けていくのでガッツリした料理などと合わせて飲むのがおすすめとなります。

 

 

ビットブルガー プレミアムピルス

 

ドイツにてピルスナーという言葉が初めて使われたとされるのがこちらのビットブルガー プレミアムピルスです。

伝統に裏付けされた長期低温発酵製法にて生み出される味わいはクセがなく、また炭酸も弱めですので飲みやすいのですが、それだけに麦とホップ、そして特に水の清浄さが良く伝わってくるのです。非常に上品な仕上がりと言えるでしょう。

 

 

フランツィスカーナ ヘーフェ・ヴァイスビア

 

中世の時代にミュンヘンはフランシスコ修道院近くにあった醸造所が起源ともされる酵母入りヴァイスビア。
現在はシュパーテン社が製造、販売していることもあってドライな印象もありますが、もちろんヴァイスビアならではのまろやかさとフルーティーな味わい、そしてクリーミーな泡は健在で、ドイツ国内でも屈指の人気を誇る銘柄です。

 伝統製法で生きたビールの味わいを

酵母入りの本来の味わいを楽しめるヘーフェヴァイツェンの中でも特に著名な銘柄がこのシュパーテン社の「フランチスカーナー ヘーフェ・ヴァイスビア」で、伝統的な上面発酵、瓶の中に生きた酵母を残しているのが特徴となります。

 

 フランツィスカーナ ヘーフェ・ヴァイスビアのレビュー・味の特徴は?

濃度あるヴァイツェンビールの香りはバナナ香が強く、飲んでみてもたいへんフルーティー、バナナジュースの濃厚で爽やかな甘みを思いだすほどです。しかし後を引かずに消えていく味わいですのでしつこくなく、スッキリしたフィニッシュでもあるのです。

 

シュナイダーヴァイセ アヴェンティヌス

 

ドイツの醸造所の中でも特に小麦ビールにこだわりをもって製造を続けるシュナイダーヴァイセの代表銘柄。

ババリア地方に住まう人々のことを初めて歴史書に記載したヨネス・アヴェンティヌスから名付けられたのもユニークですが、重厚でクリーミー、アンズやスモモのようなフルーツテイストを感じさせる味わいはじっくりと飲みたい方におすすめできます。

 完熟果実のような風味あるビール

シュナイダーヴァイセ創業者のビール職人のゲオルク・シュナイダーは王室から醸造権を買取り、以後ヴァイスビールに特化したメーカーとして素晴らしい製品を製造していくことになります。「シュナイダー・ヴァイス アヴェンティヌス」は歴史家ヨハネス・アヴェンティヌスにちなんで名づけられた銘柄で、非常に濃厚な味わいを特徴としています。

 

 シュナイダーヴァイセ アヴェンティヌスのレビュー・味の特徴は?

キメの細かいクリーミーな泡は優しく、熟した果実、バナナやスモモのフレーバーが飲み込むと訪れます。濃厚で重い味わいですのでじっくりと味わえるのが特色で、リラックスしたい時、食事のお供どちらにもふさわしいビールと言えるでしょう。

みんびあマン
みんびあマン

濃厚ながらフルーティーな味わいは重いビールが苦手な方でもおすすめです。

 

 

フレンスブルガー ピルスナー

フレンスブルガー ピルスナー
ドイツを代表する辛口ビール

ドイツビールと一口に言ってもそのバリエーション、種類はたいへん多く、それぞれが歴史を持つだけに地域の特性が良く反映されます。

一般的に南部から北部に北上するにつれてホップの印象が強くなっていくとされていますが、こちらのフレンスブルガー ピルスナーはドイツ国内でも最北端の町 フレンスブルグで生まれるだけあって特にホップの存在感が特徴で、香りだけでなく旨みすら感じさせるほどなのです。

 

デルニッツァー・リッターグーツ ゴーゼ

デルニッツァー・リッターグーツ ゴーゼ
塩味がするたいへん珍しいビール
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ビールスタイルの色彩が豊富なドイツビールの中でも特に変わり種なのがこちらのデルニッツァー リッターグーツ ゴーゼ。

かつてはライプツィヒで伝統的に製造されていたスタイルですが、乳酸菌を使って発酵させていることもあってヨーグルトに近い酸味と小麦の甘味、そして塩味が特徴的です。

またコリアンダーも原料に含まれているのでほのかにスパイシーな印象も残ります。

 

 

▼ ドイツビール一覧

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ドイツビールの特徴

ドイツでも他のヨーロッパ諸国同様に地域に対する誇り、郷土愛は強く、そういった心意気はビールにも個性として反映されています。

実際広い国土それぞれの場所で湧き出る水や農作物の質には違いがありますし、気候条件、ブラウマイスターのこだわりが加わると醸造法が幾つも確立することになりますから、今日ドイツ国内では1300を超える醸造所が操業、銘柄数は5000以上存在するとも言われています。

日本人がおなじみのピルスナーからデュンケルシュバルツといった濃色ビールまで、非常に幅広いスタイルのビールが楽しめるのです。

 

ドイツビールの種類

ドイツの代表的なビールスタイルを覚えてみよう!

 

ピルスナー(ラガー)

チェコ発祥ビールですがドイツでも人気になりドイツでも多く製造されます。日本のビールのほとんどがこのピルスナー。スッキリして喉越しのいいビール。

ヘレス(ラガー)

淡い色をした南ドイツ、バイエルン州ミュンヘンの主力ビール。Helles=淡いの意味。チェコ産のピルスナーに対抗して出来たラガービール。麦芽は大量、ホップは控えめのためパンのような甘さ、苦味の少なさが特徴。非常に飲みやすいビールです。

デュンケル(ラガー)

濃い色をした南ドイツ、バイエルン州のビール。デュンケルとはドイツ語 Dunkel=暗いの意味。英語のダークと一緒。ピルスナーとシュバルツの中間の色。ロースト麦芽を使用していて甘みやコクがありスッキリ

シュバルツ(ラガー)

ドイツの黒ビール。イギリスの黒ビール ポーターやアイルランドのスタウトの上面発酵(エール)と違ってシュバルツは下面発酵ビールなのでコクがありつつもスッキリしている。

メルツェン(ラガー)

3月のビールという意味のビール。長期保存が出来るようにややハイアルコールになっている。モルトの甘みが特徴。

ヴァイツェン(エール)

ドイツの白ビール。小麦を50%以上含ませたバナナのような香りがするビール。ビール苦手な人でも非常に飲みやすいと評判。

ケルシュ(エール)

ラガーと同じ低温長期熟成をすることでラガーのような淡い色合いを持つ。ラガーのようなシャープさとエールの芳醇さを併せ持つ。ドイツのケルン地方の24のブルワリーにだけ製造が許される。

ラオホ

ラオホ=ドイツ語で煙の意味。

など。

 

ドイツビールのほとんどがラガーなので、ラガースタイルを飲みなれている日本人にとってはドイツビールは馴染みやすいビールですね。

 

飲みやすいのはラガータイプだけではありません。

忘れてはいけないのがエールタイプのヴァイツェン。ほんのり甘い酵母の香りが特徴の苦くないビールで、一度飲むとハマる人続出の超絶飲みやすいビールです。

 

ドイツビールは次のように色を中心で覚えると覚えやすいと思います。

淡い=ヘレス、ケルシュ

暗い=デュンケル

黒い=シュバルツ

3月=メルツェン

白い=ヴァイツェン

 

オクトーバーフェスト 世界最大のビールのお祭り

 

 

オクトーバーフェストは毎年9月の半ばから10月にかけてミュンヘンで開催されるビールの祭典です。

期間中にはドイツ国民だけでなく世界中から数百万人が訪れる世界最大規模のビール祭りであり、このイベントに向けて醸造された限定ビール、そしてドイツ自慢の美味しいグルメをたっぷりと味わえるのです。

1810年のルートヴィッヒ王太子の結婚パーティーが発祥であり、その際に振る舞われたビールはホフブロイでした。

そのホフブロイは現在6大公式醸造所の中で一番大きなテントを設営することでも知られています。

 

日本のオクトーバーフェスト

オクトーバーフェストは本場ドイツだけでなく世界各地で開催されており、日本でも毎年東京や横浜、名古屋や福岡といった主要都市で大規模なものが9月~10月にかけて行われています。ドイツの公式イベントではありませんが大使館が協賛している場合もあり、普段味わえないビールやグルメを楽しめるとして多くの方が足を運ぶようになっています。

OKTOBERFEST 2017 日本公式サイト
https://www.oktober-fest.jp/

 

ドイツビールの美味しい飲み方

ドイツビールはピルスナーなどラガータイプのものが多く、初心者でも飲みやすいです。
ただし香りや麦の味わいはより濃厚、それを最大限楽しみたいのであればビール専用のグラスを用意しましょう。
これは他の飲み物などの残り香を排除する意味がありますが、洗う際も他の食器を洗ったスポンジは使わず、そしてできれば布を使わず自然乾燥を行いましょう。

また酵母入りの銘柄ではグラスを横にしてゆっくり注ぎ、最後の2割程度で瓶を回して注ぐと瓶に沈殿していた酵母をくまなく味わうことができます。

 

合わせて食べたいドイツ料理

ドイツを代表する食材と言えばやはりソーセージ。地域ごとに非常に種類が多く、それを使った料理も膨大です。

しかし特にドイツらしいとなるとグリルで仕上げたチューリンガーが有名で、これならば日本で容易に入手できる多くのドイツビールとの相性が良いでしょう。特にドライな銘柄がおすすめ。

またフルーティーな味わいが特徴の小麦ビール、ヴァイツェンを飲むのであればソーセージ料理だけでなくしっかり煮込んだザワーブラーテン、またスイスでも親しまれているジャガイモ料理、ロスティなども良いでしょう。

 

ドイツビールメニュー